2005年10月10日

『おいしいバングラデシュ―世界探訪・食と風土』

南アジア・ストリートフード 第7回 「アムラ」

南アジア・ストリートフード 第6回 「プリサンド(puri sand)」

「ザ・カップ-夢のアンテナ-」を見ました。

おいしいバングラデシュ―世界探訪・食と風土
オウル, カゼット編集部, カルゴ野原薫

発売日 2005/08
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 先日8月の一時帰国中に、ベンガル料理の大先輩であるサトウさんのお宅にお邪魔したら、さすがというか、7月下旬に出たばかりのこの本がありました。日本でバングラデシュ関係の新刊を見つけると、何か道端で1000円拾ったようなおおはしゃぎをしてしまうボク(・・・わかりにくい比喩ですね)。さっそく新宿ジュンク堂(いいとこですねー。広いし、何でもあるし、座って読めるし・・・)に行って買って来ました。

 バングラデシュのジャーナリストらが取材協力をされてるそうで、しっかり取材された内容です。レシピは、ベーシックでシンプルなものが厳選されています。料理以外のバングラデシュ情報も満載で、宗教上の習慣なんかもわかりやすく説明してあるので、ちょっとした入門書って感じ。

 バングラデシュの料理に興味のある方はご一読を。

2005年10月03日

『おいしいバングラデシュ―世界探訪・食と風土』

南アジア・ストリートフード 第7回 「アムラ」

南アジア・ストリートフード 第6回 「プリサンド(puri sand)」

「ザ・カップ-夢のアンテナ-」を見ました。

 夏場にダッカ市内を移動すると必ず見かけるこの奇妙な切り込みの入った果物。「アムラ」と呼ばれます。見た目はグアバと似た感じですが、食べてみると甘さは少なく、果肉の中に邪魔っけな筋がたくさん入っています。正直食べにくいし、さしておいしいというものでもないのです。でも町を歩く人々が多くこのくしに刺された奇妙な果物を手に取り食べているのです。


 一体何がよいのか、と思っていたのですが、先日の地獄ツアーで納得。炎天下のダッカを歩くと、1時間も立たずにすさまじくノドが乾きます。辛いスナックなど道端で食っていればなおのこと。何でもいいから水分が欲しくなります。そこでこのアムラ。味はともかく口の中が潤い、渇きを癒せます。しかも一個2タカ(4円弱)。夏のオアシスってわけです。ジューシー感を出すためか、客に出す前に水をぶっ掛けるのが衛生的にどうか、と思うので、おすすめはしませんが。

『おいしいバングラデシュ―世界探訪・食と風土』

南アジア・ストリートフード 第7回 「アムラ」

南アジア・ストリートフード 第6回 「プリサンド(puri sand)」

「ザ・カップ-夢のアンテナ-」を見ました。

 プリというのは、まあ日本的にいえば「揚げパン」であります。小麦粉を練った生地を丸く伸ばして揚げたものです。ベンガル人はこれが大好きで、ベンガルにはプリの作り方や食べ方に実に多くのバリエーションがあります。一般的にはバジ(ジャガイモやカリフラワー等をターメリックをまぶして炒めた野菜炒めのようなもの)とあわせて食べる「プリ・バジ」が朝食時に好んで食されます。それ以外にもジャガイモカレーを埋め込んだものや生地に具を練りこんだものなどがありますが、写真の通称「プリ・サンド」もそのバリエーションの一つ。プリにマッシュポテトやきゅうり、チリなどをはさみ、タマリンドソースをかけて食べるスナックであります。

 以前ご紹介したプチュカ、ベンガル地域以外では「パニ・プリ」と呼ばれていますが、あれも小麦粉の生地で出来た球形のシェルにマッシュポテト等を入れてタマリンドソースをかけて食べるもので、基本的におんなじような味です。ベンガル人はこういう辛酸っぱい味とジャガイモとプリの組み合わせが好きなんですね。タマリンドソースの酸味は日本人にはちょっとなじみがなくてクセが感じられますが、ベンガルではタマリンド味の飴があるぐらいポピュラーな味なのです。これをおいしいと感じられるかどうかがベンガル料理好きへの第一関門かもしれませんね。

2005年10月02日

『おいしいバングラデシュ―世界探訪・食と風土』

南アジア・ストリートフード 第7回 「アムラ」

南アジア・ストリートフード 第6回 「プリサンド(puri sand)」

「ザ・カップ-夢のアンテナ-」を見ました。

ザ・カップ~夢のアンテナ~

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ほのぼの
出演者は全員本物の僧侶!
子供の元気のよさと無邪気さは世界中同じ

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 ジダン率いるフランスの青い騎士団がブラジル「カナリア」常勝軍団を破ったサッカーフランスW杯98。あのときボクはダッカでテレビにかじりついておりました。ちょうどそのとき、チベット僧たちもジダンのプレーに夢中になっていたのです。

 アジアフォーカス福岡映画祭他で上映され話題となったブータン映画であります。監督のケンツェ・ノルブをはじめ、出演者もすべて本物の僧侶。「ラストエンペラー」や「戦場のメリークリスマス」のジェレミー・トーマスのプロデュースで実現したこの異色の映画、ストーリーは至ってシンプル。ヒマラヤ山麓の山村のチベット僧たちが、4年に1度のW杯サッカー大会を見るために悪戦苦闘するほのぼのコメディーであります。事実に基づいたストーリーで、基本的にひねりはありませんが、最後に忘れていた何か大事なものを思い出させてくれた気がします。近代的文明から隔絶された小さな村でも、針の穴を覗くように悪戦苦闘しながら全世界が興奮するW杯を見て大騒ぎする人たち。改めて、サッカーってすごいなーと思います。インドに留学していた頃、クリケットのW杯を見るために近所の若者たちがボクの下宿に大挙して押し寄せたのを思い出します。

 しかし、パラボラアンテナを貸すレンタル屋のインド人オヤジ、こういうにくったらしい商売人いたいた、と画面の前で思わずうなずいたりしました。

 さて、チベットに関する映画、というと、何かしら中国政府に対する恨み言というか抗議というか、そういう類のものかな、と思ってしまうのですが、この映画は、そういう歴史を下敷きにしながらも、実にさわやかで素朴なテイストに仕上げられています。一見シンプルなストーリーですが、お坊さんが作った映画ですから、もちろん仏陀の教えのエッセンスもそこかしこに盛り込まれています。そこを重点に見るのも一興。心に響くメッセージがきっと見つかると思います。