いやー、ここんとこ、SAARCサミットの関係でバタバタしてまして、すっかりご無沙汰してしまいました。当HPのマスコット、ハーボットのるーてぃも腹をすかせているようです(データ更新をサボっていると、えさが赤から青に変わり、不機嫌になっていくのです)。
・・・え、SAARCって何?まあ、無理もないですね。ASEANとかAPECとかに比べると地味だし、小泉総理が来たりしないし・・・。南アジア地域協力連合(South Asian Association for Regional Cooperation)の略で、「さーく」と読みます。インド、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ、ネパール、ブータン、モルディブの7カ国の枠組みでありまして、自由貿易地域をつくるとか、テロと闘うとか、ごにょごにょ・・・。とにかく、世界人口の5分の1を占める、中国よりも大きな地域なのに、GDPの合計は1.5%くらいしかない悲しい地域でありまして、世界の関心は低い・・・。日本でも「SAARCって何?」という質問に答えられる人がどれほどいるか・・・。
しかし、そんな地味な世界でも実は日本は随分前から関わっていたのです。たとえば、日本・SAARC特別基金というカタチで、SAARC各国間、そしてSAARCと日本の交流や調査研究の強化に貢献してきています。そして、今月12日~13日にダッカで行われた首脳会議では、SAARC創立以来始めて、域外国であるアフガニスタンが新規加盟し、なんと、日本と中国のオブザーバー参加が原則承認されました!
・・・だから何?と聞かれると困るわけですが、とにかく、いままでインドという巨大な象の王様がしきっていて、外国の介入を一切認めなかったSAARCが、創立20周年にしてはじめて、外国の参加を認めたわけです。いろいろ微妙な背景があるとはいえ、今まで「ひきこもり児童」であったSAARCが公園でよその子と遊ぶそぶりを見せ始めたわけですから、長年見守ってきた近所のおじちゃん(←誰やねん?)としてはつい顔がほころびます。
さて、世界の貧困層の半分が住むこの地域、まさに最大の課題は貧困対策ですが、いかんせん世界の関心が低い。そんなとき、こういう会議では、「貧困対策のための支援アピール」なんてことになるところなのですが、今回のサミットでは、「未来の超大国(?)」インドと他の加盟国がお金を出し合って、「SAARC貧困削減基金」を作ることに合意したのです。誰がどれだけ出すのかとかいうことはまだ固まっていませんが、貧しいながらも地域で協力して、共通の問題である貧困をなんとかしよう、という動きは立派なもの。実現するとよいな、と思います。
個人的に気になるのは、2006年が「南アジア観光年」に指定されたこと。実は今年もそうなのですが、津波やら地震やらでそういう状況じゃなかったため、来年もやろう、ってことになったのであります。今年が「観光年」だったなんて、日本人では南アジア・ヲタクの同僚Tぐらいしか知らなかったとおもうのですが、来年もこんなんだとこまるなー、と思うのです。やるんなら徹底的にやってほしいものです。南アジアは面白いところがたくさんありますからね。ちゃぱなんも、個人的に「観光年」盛り上げ特集を組んでいきたいと思います。
でも、テロはなんとかならんかなー、テロは。
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