
街中の貼り紙というのは時に非常に興味深いものですが、今回コルカタで見かけたこの貼り紙にもちょっと興味を惹かれました。
え、何て書いてるかわからない?そりゃそうですね。じゃ、解説しましょう。
(注:ちゃぱなんはえらくもったいぶっていますが、今回のネタはあんまり「笑う系」のネタじゃないです。「ふ~ん」ぐらいの感じで見ていただければ・・・。)
*************************
これが貼り紙の和訳です。要するに、占い師の広告なのです。まあ、占いの広告なんてのは、日本でだって多少うさんくさかったり、オーバーだったり、おどろおどろしかったりするのですが、こちらは、「世界最高」とかいってるだけで、割とシンプル。
じゃあ、何が面白いのか、といえば、この貼り紙、殺し文句は「不妊・結婚の専門家」というところなのです。普通占いというものは、恋愛運とか金運、仕事運、勉強運など、いろいろニーズがあって、特に「世界最高の占星術師」たるもの、○木数子みたく政治家だろうが芸能人だろうがバシバシ斬っていくのがウリってもんですよね。しかし、この人はもっぱら「不妊・結婚」のスペシャリストなのです。
これは実は笑い事ではなくて、インドのみならず南アジアの国々は日本と比べて非常に保守的であり、結婚できないこと、子が出来ないことに対する社会のプレッシャーはとても大きいのです。そのため、結婚適齢期かそれ以上の人、または結婚後なかなか子宝に恵まれない人が数多くこうした占い師にすがるのです。
したがって、占い師は、「不妊・結婚専門」の看板を掲げるだけでお客さんがたくさんくる、というわけです。評判のよい占い師は、予約待ちで大変らしいですよ。知り合いのインド人やバングラデシュ人でも、結婚をめぐるトラブルや不妊で悩んでいる人が何人かいます。そういう人にとっては、占いにすがる気持ちもまたとても真剣なものなのです。
・・・え、オチがない?ま、いいじゃないスか、たまには「ふ~ん」ってのも。



この記事に対するコメント