| ザ・カップ~夢のアンテナ~ | |
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アジアフォーカス福岡映画祭他で上映され話題となったブータン映画であります。監督のケンツェ・ノルブをはじめ、出演者もすべて本物の僧侶。「ラストエンペラー」や「戦場のメリークリスマス」のジェレミー・トーマスのプロデュースで実現したこの異色の映画、ストーリーは至ってシンプル。ヒマラヤ山麓の山村のチベット僧たちが、4年に1度のW杯サッカー大会を見るために悪戦苦闘するほのぼのコメディーであります。事実に基づいたストーリーで、基本的にひねりはありませんが、最後に忘れていた何か大事なものを思い出させてくれた気がします。近代的文明から隔絶された小さな村でも、針の穴を覗くように悪戦苦闘しながら全世界が興奮するW杯を見て大騒ぎする人たち。改めて、サッカーってすごいなーと思います。インドに留学していた頃、クリケットのW杯を見るために近所の若者たちがボクの下宿に大挙して押し寄せたのを思い出します。
しかし、パラボラアンテナを貸すレンタル屋のインド人オヤジ、こういうにくったらしい商売人いたいた、と画面の前で思わずうなずいたりしました。
さて、チベットに関する映画、というと、何かしら中国政府に対する恨み言というか抗議というか、そういう類のものかな、と思ってしまうのですが、この映画は、そういう歴史を下敷きにしながらも、実にさわやかで素朴なテイストに仕上げられています。一見シンプルなストーリーですが、お坊さんが作った映画ですから、もちろん仏陀の教えのエッセンスもそこかしこに盛り込まれています。そこを重点に見るのも一興。心に響くメッセージがきっと見つかると思います。
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ほのぼの
子供の元気のよさと無邪気さは世界中同じ


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