
「Maggi」・・・、よくも悪くも、南アジアでもっともポピュラーなインスタント麺であります。ボクがインドに留学していた十ウン年前までは、日本のラーメンに似たもの、といえばこれしかありませんでした。いよいよ日本を出発しインドについたとき、若きラーメン馬鹿のボクは、これで2年間はラーメンとはおさらばかあ・・・、と寂しい気分に浸っていました。そんなときボクの目の前にこのマギーが・・・!
「なんだ、インドにもラーメンあるじゃん!」喜び勇んでマギーの袋を引きちぎり、早速調理してみました。すると・・・・・!?
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さて、四の五の言う前に、実際に作ってみましょう。

マギー・ヌードルには「チキン味」と「マサラ味」がありますが、まずは、「チキン味」からいってみましょう。作り方は簡単。1.5カップの水をラーメン鍋で煮沸して乾麺をいれ、麺がほぐれたら味付けパウダーを加えて出来上がりです。インド風に汁無しで作るときには、パウダーを加える前に湯切りをしましょう。

ごらんの通り、見た目はなんとなくラーメンっぽいですね。そこで麺をズズっとすすってみると・・・、激マズ・・・・・。スープはさすがにブイヨンを作ってる会社だから、普通にチキンスープなんだけど、麺がぬめぬめしてんの。コシがなくて艶がない。これなら素麺入れて喰ったほうがましだ。
・・・でもね、「チキン」はまだマシなのです。問題は「マサラ味」・・・。

これがね、とにかくマズいの。もうとんでもない。
冒頭でご紹介した、ボクが最初に食べたマギーは、この「マサラ味」・・・。その衝撃たるや・・・。
ふつうね、マサラ味のラーメンっつったら、カレーラーメンみたいなの想像するじゃない?これは、もうそんなんじゃないの。

写真のように、インド風に汁無しで作ってみたのですが、・・・何ていったらいいかな?ケチャップにチリパウダーをぶっ掛けて、ぬるぬるの麺にまぶした感じ。もう荒唐無稽な味。
最初は、きっとボクの作り方が悪いんだ、と思っていたのですが、そうじゃなかった。誰に作ってもらってもまずい。インドに来て初めてこれを食べたとき、「ああ。ボクはあと2年間コイツで我慢しなきゃいけないんだ・・・」と思い、涙がぽろぽろあふれました。
・・・あれから十ウン年、タイやマレーシア、中国、そして日系企業のNISSINなどのおいしい麺が入るようになっても、マギーは今も健在であり、インドの売れっ子女優Preity ZintaをCMに起用したり、巧みな抱き合わせ商法を駆使したりして、勢力を維持しようとしています。
きっと少しはうまくなったんだろうな、と淡い期待を抱いて今回の試食を迎えたわけですが・・・、一口目の衝撃と二口目以降のがっくり感は昔と同じ。
・・・きっと、ボクはもうマギーを口にすることはないでしょう。サヨナラ、マギー。



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