ボクのインド留学当時の友人「ポンチ」くんのお父さんが経営される福岡は久留米のカレー屋さん、Sallyにやってきました。以前ちょっとだけご紹介したことがありますね。西鉄久留米駅から徒歩3分くらいの便利なところにあります。
今回は、2時間後に博多駅から新幹線に乗らなければならない、というきわどい状況下で訪問したため、あれもこれも食べたかったけどぐっと我慢しました。
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店のオーナー、野々上洋氏は、約20年前に脱サラしてこのお店を開店されたそうで、現在では、店を奥様と長男のポンチくん夫婦に任せ、オリジナルカレースパイスの販売や、カレー店開店のためのコンサルティングなどをされています。ちなみに、ダッカに赴任する前のカレー会で銀座の「ダルマサーガラ」に行ったときに、偶然同氏に遭遇し、ははあ、世の中狭いなあ、と思いました。長男のポンチくんはインド西ベンガル州のシャンティニケタンの大学で芸術学部にいた留学生仲間で、帰国後、タイ人の美しい奥様とSallyで働いています。
さて、このお店のカレーはちょっと普通のインド料理店と違います。「スパイスハウス」という名のとおり、スパイスの風味と素材の持ち味を生かした料理で、脂っこさを全く感じないヘルシーな作りです。感じとしては、上野デリーのカレーと少し似ています。サラサラ系のソースは好みが分かれそうなところですが、スパイスの香りと旬の素材の味が際立つ、おいしいカレーです。写真は、「ベンガル・カリー」。
カレーもいいのですが、この店の特筆すべきアイテムは、やはり「ソース・タンドリー・チキン」でしょう。普通、タンドリーチキンといえば、ヨーグルトやマサラでマリネした鶏肉を窯で焼く料理で、ドライでクリスピーなものですが、このお店のは違います。肉汁がたっぷり入った自家製ヨーグルトを使ったソースがたっぷりかけられています。通常のタンドリー料理の弱点の一つが、窯で火を通せば通すほどうまみのある肉汁が流れ出してしまうことですが、ここでは、その肉汁もソースとともにおいしくいただけます。ボクのお勧めの一品です。
そして、もう一つの変り種が「マニプリ・カリー」。何が変わっているかというと、発酵した豆、すなわち納豆が入っているのです。インド北東部にあるマニプール州では、豆を発酵させて食べる習慣があって、お味は正に納豆。このカレーに入っている豆も、ちゃんと糸をひきます。こういうネバネバ分がカレーをまろやかにしていて、美味でした。
そして、ボクがもう一つ感心したのが、この食後に頂くフェンネル。最後の口直しに頂くわけですが、気の利かない店に行くとたいてい湿気でふやけているのですが、Sallyでは、軽く炒ってクリスピーにしてあります。これが香ばしくてうまい。こういう気配りには頭が下がります。
このSallyのカレー、正直好き嫌いは分かれると思いますが、僕は大好きです。福岡にお立ち寄りの際は、是非行ってみてください。



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