【非常事態宣言】と【戒厳令】の違いを整理しておこう。

 バングラデシュで「State of Emergency」が発動した、ということで、一部では、「戒厳令がでた」とかいう人がいますが、これは誤りです。

 この機会に整理しましょう。

【非常事態宣言(ひじょうじたいせんげん)】国家の運営が何らかの理由により破綻の危機に瀕したことに対し、平時の法制を超えた措置を実施することをその最高責任者が発令するものである。・・・出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

では、【戒厳令】とは何でしょう。

【戒厳令(かいげんれい)】戒厳(かいげん、martial law)とは立憲主義に基づく法治国家において憲法以下法令において定める国家緊急権(非常事態権)に基づき、戦時において兵力をもって一地域あるいは全国を警備する場合において、国民の権利を保障した法律の一部の効力を停止し、行政権・司法権の一部ないし全部を軍隊の権力下に移行すること及びそれについて規定した法令をいう。

規定がある国ではしばしば、非常事態宣言と共に、軍部によるクーデターで活用される。・・・出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(傍線ちゃぱなん)

 ・・・ということで、戒厳令とは、非常事態宣言が出された状態で、軍が国を統治するために宣言するものであるわけです。

 したがって、今バングラデシュで発動しているものは、「戒厳令」ではありません。


 ちなみに、日本の現行法には、もちろん戒厳令に当たる規定はありません。
Posted by chapananat 2007年01月13日 18:16| コメント (0) | トラックバック (0) | Clip!!

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